][:月『天津舞』
][:月『天津舞』
][:月

正位置: |曖昧な状態・偽り・裏切り・隠れた敵・三角関係・精神不安定・怯える
逆位置: 少しずつの状況好転・偽りに気づく・迷いがとける・被害を免れる・ゆっくりと待つ

◆ 天津舞 ◆

 他校に通う欄の妹で、《転生の儀》によって蘇った少女。
 その魂は、爛の(本当の)妹が死んだ飛行機事故に巻き込まれた別の少年のものである。

 自分を生き返らせる為に自らの成長を止めた爛に罪悪を感じ、そこまでして蘇らせてくれた事に恩義を感じ妹として生きることを誓った。
 自分が爛の本当のかわりに生き返ったこと、爛に本当の妹と嘘付いていること、それらを爛に知られる事を恐れ、自分が生き返ってよかったのかと思い悩んでいる。
 だが、舞は知らない。爛が舞のこと"もう1人”の本当の妹として大切に思っている事を。
 
 「あたし……ぼくは、本当に、生き返って、よかったのかな……」



イラスト:高野透さん
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